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ケイシーが人類に残した奇跡という名の功績【エドガー・ケイシーの超リーディング】

エドガー・ケイシーという名前は、多くの人が一度は耳にしたことがある名前でしょう。催眠療法によって、当時はまだ不治であったり原因不明とされた病気の発生機序を指摘したり治癒をしたことで有名な人物です。
彼には西洋医学の知識など全くなかったのに、何故、そのような奇跡的な御業(みわざ)が出来たのでしょうか?
白鳥哲監督は、エドガー・ケイシーが起こした数々の偉業についてまとめ「リーディング」という映画を制作しました。2018年公開予定となっている映画の制作を祝し、「日本エドガーケイシーセンター会長」である光田秀先生の対談本「エドガー・ケイシーの超リーディング」が発刊されました。

エドガー・ケイシーはすでに「ホリスティック医療」の中心にいた


エドガー・ケイシー氏

エドガー・ケイシーは1877年の3月に生まれ、 1945年1月に亡くなっています。ちょうど第一次世界大戦と第二次世界大戦という二つの大戦のさなかを生き、お国は「軍事対策」が中心で医療の発達といったことは二の次といった情勢の中を生きていました。
そんな時代でありながら、すでにエドガー・ケイシーが「がんの機序」について知っていた、というのはまさに驚きです。
ケイシーは「がんは血液の劣化で、それには4つの特色がある。1つめが血液中の酸とアルカリのバランスが崩れること。2つ目が酸素供給能力が劣化すること。3つ目が、老廃物の除去能力がなくなり老廃物が増えること。4つめが凝固能力の劣化である」と述べていたそうです。凝固する力が落ちることで免疫細胞が働きづらくなる、ここに白鳥監督は着眼しました。

これはある意味、すごい発見です。
何故なら、がんになってから治療するのではなく「予防医学」としてがんにならないよう注意することが出来るからです。病気は「なってから治療」するのでは意味がないと言えます。ある意味予防医学が発達すれば、現代日本国家を締め付けている多額な医療費だって緩和されるのですから。
しかし、西洋医学においてはまだ「予防医学」まで到達しておらず、がんについて「正常細胞の恒常性を保とうとする制御能力が失われた結果、細胞が増殖し続け、塊となって周囲の正常な組織を侵し、本来の働きをできなくしてしまう病気」と定義づけており、その「普段から恒常性を保つことの重要性」までは言及していません。

これからの時代、大切なのは「予防医学」です。その先駆者として、エドガー・ケイシーの功績はとても大きいと言わざるを得ません。
P11で白鳥監督が述べられているように「ケイシーのリーディングがまさにホリスティック医学(全体的医療)の原点にあったということも、その過程で知った」というのは重要なコメントであると言えるでしょう。

すべての映画が「リーディング」に繋がっていた


※対談の様子※

対談の中で、白鳥監督は「自分が今まで制作していた来た映画が、すべてリーディングに絡んでいた」ということに言及しています。
映画「不食」についてや「祈り」について、そして「魂の教育」の中では、右脳開発児童教育の第一人者である七田眞氏が子供達に右脳のトレーニングをしていた際に、その子供達が驚くべき才能を発揮していたことに触れています。P19「右脳は訓練し続けることで、高速自動処理だけでなく、だんだん直感、ひらめきとしてイメージが湧いてくるようになるので、内容をキャッチ出来るようになる。それがまさしくリーディングに書かれていた」と述べられていたように、すべてはこの「エドガー・ケイシー」の映画製作へと繋がっていたわけです。

映画「リーディング」の中には、ケイシーの子供時代も描かれている

エドガー・ケイシーは日常的にも霊感にあふれた生活を歩んでおり、光田先生のお話によれば、「晩年には目が覚めた状態でも、いろいろな人の前世を感じてしまった」そうです。
非常に興味深いですね。見えてしまうケイシーからすれば、煩わしかったようですが…(苦笑)。
映画の中では、回想場面として「ケイシーの幼少期」も出て来るそうです。ケイシーが何故、あそこまで霊感が開花したのか、映画を視聴したらヒントが見えてくるかもしれませんね。

啓示的なケイシーの夢

 

P43「ケイシーが夢で知らされた地上の使命」では、非常に興味深いことが書かれています。
ケイシーが何故、この世に誕生したのかという理由があるのだとしたら──どうです? 知りたいと思いませんか?
ケイシーが「何故、この世に送られてきたのか」。その理由は、ぜひこちらの対談本をお読みになって実感してください。
また、白鳥監督が現代に対する疑問提議を含めて制作した「リーディング」を是非、視聴なさってください。
そうすると、ご自身の中に問いかけが生じるかもしれません。
果たして人類は「ケイシーが訪れる前と比べて変われているのか、どうか」と。
その問いには、さすがにケイシーも答えられないと思います。何故なら、私達「ひとりひとり」の意識が司る問題だから。
私達がケイシーの生き方を見習って、現代の「便利だけど人を怠惰にさせてしまった文明」において「どう生きるか」に思いを馳せることが出来るようになった時こそ、ケイシーが地上に降りて来た意味があったと言えるかもしれませんね。

地球蘇生プロジェクト

他にもエドガー・ケイシーの興味深い内容が書かれておりますが、それは実際に本を読んで頂いたり映画を観て頂くことにして、ここでは白鳥監督の「地球蘇生プロジェクト」をご紹介します。
このプロジェクトは、白鳥監督が「人類はこのままいったら本当に崩壊の方向に向かうので、そうじゃない未来像を各分野で全部ヴィジョン化しようと思い立ち上げた(P63より引用)」ものです。
すなわち、「地球の理想的な未来を想像し、創造する」というプロジェクトですね。
その中で、白鳥監督は「与える」ということの意義がどれほど大切かを語っています。
これは、身近で体感した人達はいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか?
忘れ物をして困っている友達に貸してあげたら、それだけで自分が暖かい気持ちになれた。或いは、お母さんが子供を愛情を持って抱きしめたら、その倍以上の愛情が実感できた。介護施設で働いているワーカーさんが、高齢者さんの望みを叶えてあげた時に戻って来た笑顔で、何十倍もの幸せを噛みしめられた…などなど。
「与える」すなわち「恩返り」がこのプロジェクトの基盤にあるそうです。
本来、資本主義経済の基盤で考えたら、まず何かをする際には「お金が必要」から入ります。
でも、白鳥監督はそれをせず、なんと今回の映画「リーディング」は「皆様からの基金」で作成されているそうです。

多くの方が、エドガー・ケイシーの奇跡と軌跡に奉仕し、この映画が作られた。ある意味これは、ケイシーの意図であったのかもしれません。この映画が創られるにあたって、ケイシーや宇宙のはからいがあったのかもしれませんね(笑)

ひまし油の効用

超意識にアクセスしたエドガー・ケイシーの映画を制作するにあたって、白鳥監督は「ひまし油」を使ったそうです。

(ひまし脂について:引用元http://www.kami-shoku.com/chojyu-oil/11621/ )
ひまし油とは、植物のトウゴマの種子からとる100%植物油です。トウゴマは「トウダイグサ科トウゴマ属」の多年草で、別名ヒマ(蓖麻)と言います。正式な学術名:“Ricinus Communis”。トウゴマは英語で「Catol Oil Plant」、ひまし油は「Castol Oil」と呼ばれています。
トウゴマの原産は東アフリカですが、現在はアフリカ・インド・地中海沿岸・アメリカ南西部などと、世界的に広く自生しています。(引用以上)

ひまし油に「霊的・エネルギー的な意味」があったと白鳥監督は語っていますが、確かに聖書でもよく「ひまし油」は表現として使われていますね。興味のある方は、是非対談本をご参照ください。

私達もエドガー・ケイシーのようになれる?!

P121で、白鳥監督は興味深いことを述べています。
「ケイシーのリーディングとか生き方を通じてわかってくるのは、決してケイシーという方だけが特別だったという話をしているのではなくて、ケイシーが話されたことは自分たちも活用できますということだと思うのです」

えっ! 私達みんなが、あのケイシーと同じことが出来る?(西洋医学の医師の方々は冷汗ものですね。)
でも、確かにそうかもしれません。ケイシーが何故この世におろされたかと言えば、決してケイシーを「奇跡の人」と崇めるだけが目的ではなく「誰でもそうなり得るんだ」ということを伝えることこそに意味があったのかもしれませんよね。

仮にそうなれたら──どうですか。人生そのものどころか、地球の未来まで変わってしまいそうですね。

中盤以降、この対談はさらに盛り上がり、私達魂のカルマについての言及や、「次元の上昇と意識の進化」についても触れていますが──ここは是非、皆さんが実際にお読みになって、その深さを味わい、噛みしめ、考察してみてください。
そして、エドガー・ケイシーの映画「リーディング」をご視聴になって、彼の行為の奇跡を目の当たりにするだけではなく、「これが私達にも出来る行為かもしれないんだ」ということに思いを馳せてみてください。これからの人生に、様々な気づきや変化が起こるかもしれません。

【映画】リーディング 予告編

【白鳥哲】
映画監督・俳優・声優。長年文学座の俳優として様々なテレビ、舞台、映画、声優として活動した後、アニメの声優の仕事をしながら映画監督として活躍する。常に時代の先にあるテーマを追求し、その先見の明には定評がある。劇場公開作品として、映画「ストーンエイジ(2006年劇場公開)」、映画「魂の教育(2008年劇場公開)」、映画「不食の時代(2010年劇場公開)」、映画「祈り~サムシンググレートとの対話~(2012年劇場公開)」映画「蘇生(2015年劇場公開)」がある。映画「祈り」はニューヨークマンハッタン国際映画祭グランプリ、カリフォルニアフィルムアワード金賞、インドネシア国際平和平等映画祭優秀賞など数々の国際映画祭で賞を受賞し、3年3か月の国内歴代一位のロングランを達成。最新作は20世紀最大の奇跡の人エドガー・ケイシーに焦点をあてた映画「リーディング~エドガー・ケイシーが達した、人類の道筋~」

ヒカルランド既刊本

プレアデス・メシアメジャーとエドガー・ケイシーの未来リーディング
http://www.hikaruland.co.jp/products/detail.php?product_id=1074

地球蘇生プロジェクト「愛と微生物」のすべて 新量子力学入門
http://www.hikaruland.co.jp/products/detail.php?product_id=2027

引き裂かれた《いのちのスピリット》たちよ! unityの世界に戻って超えていけ この惑星の重大局面を乗り切るチカラ
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【光田秀】
NPO法人 日本エドガー・ケイシーセンター会長
1958年広島県生まれ。京都大学工学部卒業。20歳の頃、ケイシーの「転生の秘密」を読み、霊的人生観に目覚める。大学院修了後、政府研究機関にて4年間勤務。以後、エドガー・ケイシーの研究実践ならびに日本における普及啓蒙活動に専心。主な著書に「賢者たちのメッセージ」(PHP研究所)「眠れる預言者エドガー・ケイシー」(総合法令出版社)、訳書に「永遠のエドガーケイシー」「神の探求」「キリストの秘密」(たま出版)などがある。

ヒカルランド既刊本

エドガーケイシー療法のすべて
http://www.hikaruland.co.jp/products/detail.php?product_id=2031

【DVD】ホリスティック医学の生みの親《エドガー・ケイシー療法のすべて》講師:光田秀
http://hikarulandpark.jp/shopdetail/000000001406/

 

(今回の記事紹介本)
「すべてはここに始まり、ここに帰る エドガー・ケイシーの超リーディング」
対談)白鳥哲・光田秀
ご購入は「こちら

 

文責:篠崎由羅

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